羊毛フェルトで色が混じらない!複数色をきれいに分ける3つのコツ

羊毛フェルトQ&A
この記事は約3分で読めます。

「ツートンカラーにしたのに境目がにじんでしまう…」
「白と黒を使ったらグレーっぽく見えてしまった」
羊毛フェルトで複数色を組み合わせるとき、色の境界がきれいに出せず悩む方は多いです。
でも、境目の処理やパーツの作り方を少し工夫するだけで、作品の完成度はぐっと変わります。

🔍 なぜ色がにごる・混ざるの?

❌ 原因① 境目が浅く刺されている

境界を軽く刺すだけだと、繊維が浮いて混ざり合い、にじんだ印象になります。

❌ 原因② 羊毛を広げすぎて重ねている

羊毛を極端に薄く伸ばして隣色の上にかけると、色が入り込んでモヤモヤ感が出ます。

❌ 原因③ 1つの土台に色を重ねすぎる

同じ土台で直接色を重ねると、何度も刺すうちに繊維が混ざり、クリアな境目が失われます。

✨ 色をきれいに分けるコツ

✅ コツ①:境目を「先に」刺し固める

境界線になる部分を最初に強く刺してラインを作ります。線が固定されると、その内側を埋める作業が格段にやりやすくなります。

✅ コツ②:重ねる量を最小限にする

隣の色をほんの1mm程度だけかぶせて刺すと、境目が自然になめらかに見えます。広げすぎると逆効果なので、あえて少なめが◎。

✅ コツ③:パーツごとに作ってくっつける

模様やツートン部分をあらかじめ別パーツで作り、後から接続する方法も有効です。「刺し分けが難しい色」や「はっきり分けたい模様」には特におすすめ。

🧷 ワンポイントTips

  • 白と黒の境界は特ににじみやすく注意が必要。
    パンダの作品では「境目が汚れる=一気に可愛さが減ってしまう」ので要注意。
    実際、にじたまもレッスンで「境目をしっかり刺すこと」の大切さを伝えてきました。
  • パンダの耳や目まわりは「境目を最初に刺し固める」か「パーツを別で作って後付け」するのがおすすめです。

🏀 練習方法:試してみよう

  1. 白と黒でボールを作り、境界を強く刺した場合と浅く刺した場合を比べる。
  2. 半分ずつ別パーツを作ってつなげる方法で、境界のクッキリ度を確認する。

⭐ まとめ:

複数色をきれいに分けるポイントは「境目の強いラインづくり」と「刺しすぎない重ね方」、そして「必要なら別パーツ接合」。
工夫次第で、くっきり模様もなめらかなグラデーションも自由自在に表現できます。
色の境界をコントロールできれば、作品の印象がぐっとプロっぽくなりますよ。

📹 参考動画

動画では、境目をきれいに刺す方法をお伝えしていますのでよかったら参考にしてみてくださいね。

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