愛らしい羊毛フェルト作品ですが、「猫の耳の先が丸まってしまう…」「ツノがとがらない…」「キャラクターの髪の毛の先端がうまく表現できない…」
といった、シャープな部分を作るのに苦戦していませんか?
せっかく作ったのに、ぼんやりとした印象になってしまう…そんな経験があるかもしれません。
この記事では、羊毛フェルトで思い通りの「とがった部分」を表現するための具体的なテクニックとコツを、初心者さんにもわかりやすく解説します。
🔍 なぜ「とがった部分」が作れないの?主な原因
❌ ニードルの種類と使い方の問題
- 太いニードルで細かい部分を刺そうとすると、範囲が広がって丸まりやすくなります
- 刺す角度や方向が適切でないと、形が崩れやすい
❌ 羊毛の量と密度のコントロール不足
- 多すぎると先端が太くなる、少なすぎると強度不足でふにゃっとなってしまいます
✨ シャープな「とがり」を作る4つのコツ
✅ コツ①:細いニードルを使いこなす!
- はじめは中〜太ニードルでベースを成形
- とがらせたい先端は、細いニードル(仕上げ針)に切り替え
- 細針はピンポイントで密度を上げられ、シャープな表現に最適
✅ コツ②:羊毛は「少量&薄く」!
- ごく少量の羊毛を、指で「しずく型」や「細長い三角」に整えます
- 先端に向かって刺しかためます
- フワフワの毛はシャープさの敵!先端は特にしっかり刺して密度を高めましょう
✅ コツ③:刺す方向=「内側に・先端へ」
- 外側から中心に向けて「削る」ように刺す
- 根元から先端へ“しごくように”細かく刺すと、とがりが集中します
- 指でときどきとがらせながら刺していくと◎
✅ コツ④:焦らず「観察→調整」する
- 少し刺したら、指で触って状態をチェック
- 形が崩れていないか、バランスは取れているかを都度観察しながら整えます
- 毛羽立ちが気になる部分は、仕上げにハサミで少しカットしてOK(切りすぎ注意)
🏀 練習方法:まずは「葉っぱ」や「ツノ」でとがりを練習!
難しいパーツの前に、シンプルな形で練習して感覚をつかみましょう。
🌱 例1:葉っぱパーツ
- 薄く広げた羊毛を葉っぱ型に整える
- 先端と根元に向けて刺し、シャープに仕上げる
🌱 例2:シンプルなツノ
- 細長く丸めた羊毛を、先端に向けて細くなるように刺し進める
→ 「とがり感」がわかってくると、耳やしっぽ先なども自信をもって作れるようになります✨
🎯 まとめ:シャープな表現は“繊細な集中力”で!
とがった形は、まあるい形とは違った難しさがありますが、
以下の4点を押さえれば、必ずコントロールできるようになります。
- 細針でピンポイントに刺す
- 少量・薄めの羊毛を使う
- 指でとがらせながら刺す
- こまめな観察と微調整
「作品がぼんやりする…」と感じたら、“とがり”を意識してみましょう☺️
少しずつでも、シャープなフォルムが作れるようになると、作品の完成度がグッと上がりますよ!