羊毛フェルトでマスコットや立体作品を作っていると、
「中に使った羊毛が透けてる…」 「ワイヤーがうっすら見えてしまう…」 「色がムラになって見える…」
こんなお悩み、ありませんか? せっかく丁寧に作ったのに、芯が透けて見えてしまうと仕上がりが台無しに感じてしまいますよね。私も、ダーラナホースやアルパカを作るときに「モールが見えてる…」と修正することがありました。
この記事では、芯材が透ける原因とその対処法、きれいに“カバーする”ためのコツや工夫を紹介します。
🔍 なぜ芯材が透けてしまうの?
主な原因はこちらです。
❌ 表面の羊毛が薄すぎる
- 表面に乗せた羊毛の量が少なすぎると、芯の色や形が透けて見えてしまいます
- 特に薄い色の羊毛は透けやすいので注意!
❌ 羊毛の巻きつけ方にムラがある
- 部分的に厚く、部分的に薄くなっていると、その差が透けてムラっぽく見える
- 均一に広げて巻けていないと、色の濃淡が出やすくなります
❌ ワイヤーが表面に近すぎる
- 芯にワイヤーを使った場合、羊毛が薄すぎると金属の色や形が透けてしまう
- ワイヤーを包むベースが足りていないと、表面まで影響が出やすくなります
✨ 芯材の透けを防ぐコツと工夫
✅ コツ①:仕上げ用の羊毛は「広く・均一に」重ねる!
- 表面を仕上げるときは、薄く広げた羊毛を均一に巻きつける
- 「ちょっと薄いかも?」と思ったら、もう少し足してみる。
✅ コツ②:芯の色に注意!濃い色は特に透けやすい
- 芯に使う羊毛の色と表面の色が大きく違うと透けやすくなります
- 例:黒い芯+白い表面 → うっすらグレーがかって見えることも
- 白い作品には白っぽい芯、濃い色の作品には同系色の芯を使うと◎
✅ コツ③:ワイヤー入りの場合はベース羊毛を挟む
- ワイヤーが表面に響かないように、羊毛を数層巻いてから全体を包むのがおすすめ
- 動物の足など細いパーツにワイヤーやモールを入れる場合には、羊毛の色と合わせると無難です。太めの足や首だったらあまり神経質にならなくても大丈夫。羊毛を重ねれば目立ちません。
✅ コツ④:最後の仕上げに“全体を均す”意識を
- 全体ができたあと、表面を1層だけ全体に乗せて刺し固めると美しく整います
- ムラや色味の違いもカバーできて、見た目がなめらかに♪
🧷 ワンポイントTips:透けやすい色のときは?
- 表面がパステルカラーやホワイト系は、特に透けやすいので要注意!
- 芯を作る段階で「この上から薄い色を乗せる」と意識して、芯の色を選ぶ or 多めに包むのがコツ
- ベース用羊毛ではハマナカのニードルわたわたを使っていますが、色のバリエーションがいくつかあるので、気になる場合には色を使い分けてみても◎ちなみに、私はきなりの色しか使っていません。
🏀 練習方法:色の違う芯で試してみよう
練習として、芯にグレーや黒の羊毛を使い、上から白い羊毛を重ねてみるのも◎
→ どのくらい透けるか、どの厚みで隠れるかを実験してみると、実制作のときにとても役立ちます!
⭐ まとめ:芯材の透けは“量と色と巻き方”で防げる!
芯材が透けてしまうのは初心者さんあるあるですが、ちょっとした工夫で簡単に防げます◎
- 表面は「広く・均一に・しっかり」巻く
- 芯の色と表面の色のバランスを意識
- ワイヤーはベース用羊毛でしっかり包み込む
- 最後の仕上げで「均す」ひと手間を
表面がきれいに整うと、作品全体の完成度がぐっと上がります!