「自立するはずの作品が、なぜか倒れてしまう…」
「せっかく作ったのに、まっすぐ立たなくてぐらぐらする…」
羊毛フェルトで動物や人形などを作っていると、こんなお悩みに出会うことがあります。
立体作品にとって“自立すること”はとても大事なポイント。ぐらつきがあると、飾るときにも気になってしまいますよね。
今回は、作品を安定して立たせるためのコツを詳しくご紹介します。
🔍 なぜ作品が倒れてしまうの?
原因は大きく分けて3つあります。
- 脚や支える部分が細くて重心が安定しない
- 中に芯がなく、柔らかさや歪みが出てしまう
- 底面がガタついていて、平らになっていない
✅ 脚や支える部分が細くて重心が安定しない
脚が細すぎると、作品の上半身の重さを支えきれず、バランスが崩れてしまいます。
また、脚がまっすぐすぎると支えが弱く、ちょっとした揺れで倒れやすくなります。
✅ 中に芯がなく、柔らかさや歪みが出てしまう
羊毛だけで作ると、中身がやわらかくて曲がりやすいです。
特に脚が長い作品や大きめサイズの人形は、内部に骨組みがないと傾きやすくなります。
✅ 底面がガタついていて、平らになっていない
足の裏や土台部分が平らでないと、どうしてもガタガタしてしまいます。
机に置いたときに「カタカタする…」と感じたら、底面が原因かもしれません。
✨ 安定させるためのコツ
では、どうすれば作品はしっかり立つのでしょうか?
初心者さんでもすぐに試せる、3つの方法をご紹介します。
💡 コツ① 脚の太さや形を調整する
- 脚を少し太めにすることで、底面積が広がり安定感アップ!
- 下に向かって少し広がるような形にすると、より倒れにくくなります。
- 上半身が大きい作品ほど、下半分をしっかり作り込むと安心です。
💡 コツ② 芯材を入れて補強する
- 小さな作品 → 爪楊枝や竹串でOK
- 中サイズ以上 → ワイヤーで骨格を作ると歪みにくい
- 軽く仕上げたい → 発泡スチロールを芯にするのもおすすめ
芯材を取り入れることで、形がゆがみにくくなり、自立しやすい作品に近づきます。
💡 コツ③ 底面を平らに整える
- 足の裏がガタガタしていると、安定しません。羊毛を足して刺し固め、平らに整えましょう。
- それでも不安定なときは、台座を作るのも◎
🏀 練習方法:まずは「安定した土台」を意識してみよう
練習のステップとしておすすめなのが、「土台を作る練習」です。
- 小さな立体を作って、しっかり立たせてみる
- 平らな机に置いて、底面は平らになっているか、カタカタしないかをチェック
「作って→置いて→調整する」リズムを身につけると、自然と安定した作品を作れるようになりますよ。
🎯 まとめ
作品が安定しない原因は、
- 脚や支える部分の細さ(重心バランス)
- 芯材が入っているかどうか
- 底面が平らになっているか
この3つにあります。
ちょっとした工夫で、自立してかわいく飾れる作品に変わります。
焦らずに一歩ずつ、あなたの作品を安定させてみてくださいね😊