羊毛の色が“混じる”問題を解決|混ぜすぎない・薄く重ねる色づくり

羊毛フェルトQ&A
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「ピンクをのせたのにくすんで見える」「白と黒を混ぜたら思ったよりグレーに…」
羊毛は混ぜ方・のせ方次第で発色が大きく変わります。濁りの原因を知って、色をきれいに見せる工夫を取り入れてみましょう。

🔍 なぜ色がにごるの?

❌原因① 混ぜすぎて色が平均化し、彩度が落ちる

羊毛を均一になるまで混ぜると、色が平均化して彩度が落ちます。ニュアンスが消えて、グレーっぽい仕上がりになりやすいです。

❌ 原因② 補色を同じ割合で混ぜる

赤と緑、青とオレンジなど反対色を1:1で混ぜると、中間色になり濁って見えます。本来の鮮やかさが失われやすいです。

❌ 原因③ 濃い色を広く使いすぎる

黒や茶などの濃色は少量でも強く主張します。面積が広いと全体が暗く沈んで、重たい印象になります。

✨ 発色をきれいに見せるコツ

✅ コツ①:少量ずつ混ぜる

指で軽くほぐす程度にとどめて、完全に均一にしない。色味のニュアンスが残ります。

✅ コツ②:層のように重ねる

ベース色の上に薄い羊毛をベールのように重ねると、透明感が出て濁りを防げます。

✅ コツ③:比率を決めて使う

濃い色は少量にとどめ、メイン・サブ・アクセントの配分を意識するとバランスが安定します。

🧷 ワンポイントTips:

色がにごってしまったときは、淡い色を薄く上から重ねて“リセット”できます。
ミルク色や生成りのベール掛けは、失敗リカバリーにもおすすめです。

🏀 練習方法:やってみよう

  • 白7:ピンク2:茶1の配合でフェルトボールを作ってみる
  • 頬の部分に薄くピンクを重ねて、ベール効果を確認する
  • 黒や濃茶を点や細い線で加えて、重さの違いを観察する

⭐ まとめ:

色の濁りは「混ぜすぎ」「比率の偏り」が原因です。
少量ずつ・層を意識して重ねれば、理想の色合いを表現できます。
“混ぜすぎない勇気”を持つことが、きれいな発色を守るコツですよ。

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