まだ羊毛フェルトに慣れていないと自分の思うような形に作れなくて「なんでだろう…」と思うことがありますね。
それってもしかすると、ニードルの刺す方向が違うのかもしれません。
「まっすぐ刺してまっすぐ抜く」が基本だけど
羊毛フェルト(ニードルフェルト)のニードルの刺し方は「まっすぐ刺してまっすぐ抜く」が基本です。
正確に言うと「刺したように抜く」「しならせない」ということです。
実はニードルを刺す「角度」も結構大事で、角度によって形が変わってしまいます。
作りたいものに合ったニードルの角度を「ドーム型」を作って確認してみましょう!
ドーム型を作ってニードルを割く角度を確認
ドーム型のベースを作ってみましょう。
ここでは、ハマナカの「ニードルわたわた」を使います。
大きな手芸屋さんでもネットでも入手しやすいものなので、初心者さんにおすすめのベース用の羊毛です。
詳しい作り方は動画をご覧ください。
丸みを出したいときの刺し方
丸みを出したいときにはどう刺したらいいでしょうか?
底面(平らになる面)の中心に向かってニードルを刺していきます。
ボールの時はボールの中心に向かってニードルを刺します。
この時はニードルを刺す場所はほぼ動かさずに羊毛を動かして刺していきます。
そのほうが一定のリズムや力で刺していけるので指も刺しにくく、形も作りやすいです。
詳しいニードルの刺し方や羊毛の動かし方はぜひ動画をご覧ください。
平らにするには
平らにしたいときにはその面に対してニードルを立てて刺していきます。
刺す力がまちまちだとデコボコしてしまいますので同じ力でリズムよく刺してみましょう。
広い範囲だったら3本針を使うと早く、きれいにできますよ。
まとめ
羊毛フェルトの作品作りで思った形にならないのは、もしかしたら刺す方向が違うのかもしれません。
丸みを出す刺し方、平らに刺す刺し方をドーム型を作ることで確認することができるのでぜひ作ってみてください。
- 丸みを出したいとき…底面(平らになる面)の中心に向かってニードルを刺す。少しずつ角度を変えて刺してみましょう。
- 平らにしたいとき…平らにしたい部分をニードルを立てて同じ力とリズムで刺す。
ドーム型がきれいに作れれば基本の刺し方はまず大丈夫です!
ほかにもいろんな形を作ってニードルや羊毛の動かし方を確認してみましょう。