羊毛フェルトを動画どおりに作ったのに仕上がりが違う理由|確認したい4つのポイント

初心者さん向け羊毛フェルト入門
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羊毛フェルトの作り方動画を見ながら、同じ材料と手順で作ったはずなのに、

「見本より大きくなってしまった」
「形が少しゆがんでいる」
「同じように刺したのに、仕上がりが違う」

そんな経験はありませんか?

動画どおりにならないのは、手先が不器用だからではありません。羊毛の量やかたさ、立体の見え方など、動画だけでは伝わりにくい部分があるためです。

今回は、仕上がりが変わりやすい4つのポイントをご紹介します。

1.使っている羊毛の量が少し違う

動画の中で「このくらいの羊毛を使います」と見せても、画面だけで正確な量を判断するのは難しいものです。

同じ1gでも、羊毛の種類によって、

・ふわっと大きく見えるもの
・キュッとまとまって見えるもの

があります。
最初に取り分ける量が少し違うだけでも、完成した作品やパーツの大きさは変わります。特に耳や手足など、左右同じ大きさにしたいパーツは、あらかじめ羊毛を分けておくと作りやすくなります。

量に迷ったときは、少なめから始めてみましょう。羊毛フェルトは、足りない部分にあとから羊毛を足せます。最初から多く使うよりも、少しずつ形を育てるほうが調整しやすくなります。

2.刺し固めるかたさが違う

同じ量の羊毛を使っても、刺す深さや回数によって完成サイズが変わります。深く何度も刺すと、羊毛がしっかりまとまり、小さくかたくなります。

反対に、表面だけを刺して中心がやわらかいままだと、パーツを付けたときに形が崩れたり、置いたときに安定しなかったりします。

動画では形の変化は見えても、実際のかたさまでは伝わりにくいものです。ときどき指でやさしく押して、

・中心までまとまっているか
・やわらかすぎないか
・刺しすぎてかたくなっていないか

を確認してみましょう。形が整う前にかたく刺しすぎると、あとから直しにくくなります。最初は大まかな形を作り、確認しながら少しずつ固めるのがポイントです。

動画やテキストを作る際にも「羊毛の量」を伝えるのは難しいなと感じています。
羊毛の種類によっても違うし、ぎゅっと手でまとめれば小さく見えますし、ふんわり置けば大きく見えます。
作っていても、たくさん刺せば小さくなるので羊毛がたくさんいりますし、ふんわり軽く刺すとあまり羊毛が要りません。
なので、羊毛の量はあくまで「目安」です。本文にもあるように、目安を参考に「小さめ」に作っていくと失敗が少ないです😊

3.正面だけを見て作っている

動画では、カメラから見た一方向の形が中心になります。

でも、羊毛フェルト作品は立体です。正面からはきれいに見えても、上から見ると片側だけがふくらんでいたり、横から見ると前後の厚みが違っていたりすることがあります。

制作中は、ときどき作品を持ち上げて、

・正面
・真上
・横
・斜め
・底

から確認してみましょう。

たまご型なら、中心にまっすぐな軸が通っているか。ドーム型なら、横から見た丸みと底の平らさが整っているか。見る方向を変えると、今まで気づかなかったゆがみや傾きが見えやすくなります。

ずれを見つけたときは、一度に直そうとせず、

「観察する→少し整える→もう一度確認する」

を繰り返してみてください。

4.完成間際まで大きさを確認していない

動画を見ながら作ることに集中していると、サイズの確認が最後になりがちです。

しかし、しっかり刺し固めたあとで、

「見本より大きかった」
「横幅が足りなかった」

と気づいても、直すのが難しい場合があります。

大切なのは、完成してから比べるのではなく、制作途中で何度か確認することです。

サイズガイドや型紙がある場合は、

・横幅が合っているか
・高さが出すぎていないか
・左右のふくらみが同じか
・底が安定しているか

を途中で照らし合わせてみましょう。

まだやわらかい段階なら、へこんだ場所に羊毛を足したり、ふくらみすぎた場所を少し刺したりして調整できます。

動画は「手順」、自分の目で「状態」を確認する

動画は、手の動きや制作の流れを確認するのにとても便利です。ただし、羊毛の量やかたさ、立体のゆがみまですべて画面から読み取るのは難しいものです。

動画とまったく同じ回数を刺すことよりも、

・今の羊毛の量はどうか
・中心までまとまっているか
・軸や左右のバランスは整っているか
・予定しているサイズに近いか

を、自分の作品を見ながら判断することが大切です。

見本とまったく同じ形を目指さなくても大丈夫です。どこを確認し、どのように直せばよいかが少しずつわかるようになると、仕上がりも安定してきます。

4作品を作りながら確認する力を育てます

PDF教材『仕上がりが安定する 羊毛フェルトの教科書』では、

・ふくろう/たまご型
・カメロンパン/ドーム型
・かえる/横長の楕円型
・パンダ/ひょうたん型

の4作品を作りながら、形の見方と整え方を練習します。

全43ページのPDFに、

・作り方動画
・原寸大サイズガイド
・羊毛の量感を確認するシート
・OK例とNG例
・失敗したときのリカバリー方法

を収録しています。

「動画を見ながらなら作れるけれど、毎回仕上がりが変わってしまう」

そんな初心者さんが、なんとなく刺すところから一歩進み、自分で形を確認するための教材です。

材料や道具、印刷物の発送はありません。必要な材料をご自身でそろえ、画面で見たりA4用紙に印刷したりしてご利用いただけます。

▶『仕上がりが安定する 羊毛フェルトの教科書』の詳しい内容はこちら
https://shop.nijitamafelt.com/items/138685183