羊毛フェルトで紫陽花の花びらや、動物の耳・羽のような平たいパーツを作っていると、
「マットに張り付いてしまう」
「はがそうとすると形が崩れる」
「薄くなったり伸びたりしてしまう」
ということはありませんか?
平たいパーツは、羊毛を薄く広げて作るため、マットに繊維が入り込みやすく、初心者さんがつまずきやすい部分です。
今回は、平たいパーツがマットに張り付きにくくなるコツを紹介します。
動画でも解説していますので、手元の動きを見たい方はこちらをご覧ください。
平たいパーツがマットに張り付く理由
羊毛フェルトは、ニードルで羊毛の繊維を絡ませながら形を作っていきます。
マットの上で何度も刺していると、羊毛の繊維が少しずつマットの中に入り込みます。特に、紫陽花の花びらのような平たいパーツは、羊毛を薄く広げて作るため、マットと接する面が広くなります。
そのため、
・同じ場所を何度も刺し続ける
・深く刺しすぎる
・長い時間マットから動かさずに刺す
・片面だけを刺し続ける
と、マットに張り付きやすくなります。これは失敗ではなく、羊毛フェルトではよくあることです。
大切なのは、完全に張り付いてから無理にはがすのではなく、張り付きすぎる前に少しずつ動かしながら作ることです。
コツ① 同じ場所を刺し続けない
平たいパーツを作るときは、つい「もっと固めよう」と思って、同じ場所を何度も刺してしまいがちです。でも、同じ場所を刺し続けると、羊毛がマットの奥に入り込みやすくなります。
最初は、ひとつの場所を集中して刺すよりも、全体を少しずつ刺すのがおすすめです。
真ん中だけ、端だけではなく、全体をまんべんなく刺していくと、マットに張り付きにくく、形も整えやすくなります。
最初からきれいな形にしようとしなくて大丈夫です。ふんわり置いて、少しずつ形を整えていくイメージで進めてみてください。
コツ② 途中でこまめにはがす
一番大切なのは、途中でこまめにマットからはがすことです。
完全に張り付いてからはがそうとすると、パーツが伸びたり、形が崩れたりしやすくなります。少し刺したら、端の方からそっと持ち上げて確認してみましょう。
このとき、上に強く引っぱるのではなく、端からゆっくりめくるようにはがすと、形が崩れにくいです。
少し伸びてしまっても大丈夫です。
もう一度マットの上に置いて、形を整えながら軽く刺せば戻せます。
羊毛フェルトは、途中で何度も調整しながら作るものです。「失敗した」と思わずに、形を見ながら少しずつ整えていきましょう。
コツ③ 裏返して両面から刺す
平たいパーツは、片面だけを刺し続けると、マット側に羊毛が入り込みやすくなります。ある程度まとまってきたら、裏返して反対側からも刺しましょう。
両面から少しずつ刺すことで、
・マットに張り付きにくくなる
・反りにくくなる
・厚みが整いやすくなる
・形が安定しやすくなる
というメリットがあります。紫陽花の花びらだけでなく、くまの耳や鳥の羽などにも使える考え方です。表だけをきれいにしようとするより、両面から少しずつ整える方が、自然な仕上がりになります。
マットに張り付いたときの外し方
もしマットに張り付いてしまったら、慌てて引っぱらないようにします。強く引っぱると、パーツが伸びたり、薄くなったり、形が崩れたりしやすくなります。
外すときは、
・端の方からゆっくりはがす
・上に引っぱらず、めくるように外す
・形が崩れたら、もう一度軽く整える
この流れで大丈夫です。多少形が変わっても、羊毛を少し足したり、軽く刺し直したりすれば整えることができます。羊毛フェルトは、やり直しや調整ができる手芸です。
紫陽花の花びらにも応用できます
少し前に動画でご紹介した紫陽花のように小さな平たいパーツをいくつも作る作品では、マットへの張り付き対策を知っておくと、作業がかなりラクになります。
紫陽花ブローチの作り方はこちらの動画で紹介しています。
花びらをたくさん作る作品は、ひとつひとつを完璧に作ろうとしすぎなくても大丈夫です。少し形が違っていても、集まると自然でかわいい雰囲気になります。
紫陽花らしいやわらかさを楽しみながら作ってみてくださいね。
耳や羽にも使えるコツです
今回紹介したコツは、紫陽花の花びらだけではなく、
・動物の耳
・鳥の羽
・花びら
・葉っぱ
・薄い飾りパーツ
などにも使えます。
平たいパーツを作るときは、
・同じ場所を刺し続けない
・途中でこまめにはがす
・裏返して両面から刺す
・端を刺しすぎない
この4つを意識してみてください。少し意識するだけで、マットに張り付きにくくなり、形も崩れにくくなります。
まとめ
羊毛フェルトの平たいパーツがマットに張り付くのは、羊毛の繊維がマットの中に入り込むためです。
特に、紫陽花の花びらや耳、羽のような薄いパーツは、マットにくっつきやすいので、作り方に少しコツが必要です。
ポイントは、
・同じ場所を刺し続けない
・途中でこまめにはがす
・裏返して両面から刺す
・端を刺しすぎない
・張り付いたら端からゆっくり外す
最初からきれいに作ろうとしすぎなくても大丈夫です。羊毛フェルトは、途中で直しながら作れる手芸です。マットに少し張り付いても、形が少し崩れても、また整えれば大丈夫。
「失敗」ではなく、作っている途中の調整だと思って、ゆっくり楽しんでみてくださいね。
関連動画・記事
▶ 羊毛フェルトで作る紫陽花ブローチ
https://youtu.be/0XHTLtPuRas
▶ 羊毛フェルトの平たいパーツがマットに張り付く原因と防ぐコツ
https://youtu.be/VyNfmrW0yxI
▶ キット・PDF販売はこちら
https://shop.nijitamafelt.com/

