羊毛フェルトで作品を作っていると、
「見本より大きくなってしまった」
「サイズガイドに合わない」
「作っているうちに、どんどん大きくなってしまう」
ということはありませんか?
今回は、ペンギンのひなを題材にしながら、羊毛フェルトのベース(土台)を思った大きさに近づけるコツをご紹介します。
作品づくりで大切なのは、最初からぴったり同じ大きさを目指すことではありません。
途中で確認しながら、少しずつ整えていくことです。
動画でも解説していますので、手元の動きとあわせて見たい方はこちらからご覧ください。
羊毛フェルトのベースが大きくなってしまう理由
羊毛フェルトは、羊毛をニードルで刺し固めながら形を作っていきます。
最初はふわふわしている羊毛も、刺していくうちにだんだん小さくまとまっていきます。
ただ、途中で「まだ足りないかな?」と思って羊毛を足しすぎると、予定より大きくなってしまうことがあります。
特に初心者さんの場合は、
・最初に羊毛を多く取りすぎる
・途中で確認せずに進めてしまう
・横から見た厚みを見落とす
・形を整えようとして、全体にどんどん羊毛を足してしまう
このあたりが原因になりやすいです。
大きくなりすぎたベースを小さくするのは、少し大変です。
なので、最初は少し小さめから始めるのがおすすめです。
サイズガイドは「ぴったり同じに作るため」ではなく、途中確認の目安
今回のペンギンでは、サイズガイドを使いながらベースを作りました。サイズガイドがあると、初心者さんはつい「この形にぴったり合わせなきゃ」と思ってしまうかもしれません。
でも、サイズガイドは正解を決めるためのものではありません。
今作っているベースが、
・大きすぎないか
・小さすぎないか
・横から見た厚みは足りているか
・底が丸くなりすぎていないか
を確認するための目安です。
少し違っていても大丈夫です。
羊毛フェルトは、あとから羊毛を足したり、刺して整えたりできます。
「今どこを見ればいいのか」を知るために、サイズガイドを使ってみてください。
私は作品を作るときには「頭の中のイメージ」をそのまま作っちゃうので、あまり図案を書いたりしないほうです。サイズガイドは人に教えるときに、大きさやパーツの位置をわかりやすく伝えるために使っています。
コツ1|最初は少し小さめから始める
羊毛フェルトは、あとから羊毛を足すことができます。
反対に、大きくなりすぎたものを小さくするのは少し大変です。そのため、迷ったときは少し小さめから始めるのがおすすめです。
「ちょっと小さいかな?」くらいで一度まとめてみて、足りないところに羊毛を薄く重ねていきます。いきなり完成サイズを目指すよりも、少しずつ育てるように作ると、大きさの調整がしやすくなります。
コツ2|羊毛はきつめに巻いて芯を作る
ベースを作るときは、羊毛をふんわり置いたまま刺し始めるよりも、最初に少しきつめに巻いておくと形が安定しやすくなります。
空気を抜くように軽くまとめてから刺すことで、中心に芯ができます。
この芯があると、
・刺し固める時間が短くなる
・形が広がりにくくなる
・あとから色をのせても崩れにくくなる
というメリットがあります。
最初からきれいな形にしようとしなくても大丈夫です。まずは中心をしっかり作ることを意識してみてください。
コツ3|一気に大きくせず、少しずつ羊毛を足す
作っている途中で「もう少し大きくしたい」と思ったときは、羊毛を一度にたくさん足さないようにします。
足りない部分に、薄く広げた羊毛を少しずつ重ねます。へこんでいるところや、形が足りないところにだけ足すと、全体のバランスを崩しにくくなります。
全体にどんどん羊毛を足してしまうと、思ったより大きくなりやすいので注意しましょう。
コツ4|正面だけでなく、横からも見る
ベース作りでとても大切なのが、正面だけで判断しないことです。正面から見るとちょうどよく見えても、横から見ると薄かったり、反対に前後に大きくなりすぎていたりすることがあります。
立体作品は、正面・横・後ろのバランスが大切です。
ときどき手を止めて、
・正面から見る
・横から見る
・後ろから見る
・上から見る
という確認をしてみてください。
特にペンギンのような丸みのある作品は、横から見た厚みや、背中の丸みも大切です。
コツ5|底を少し平らにすると安定しやすい
置いて飾る作品の場合は、底の部分も確認します。底が丸いままだと、ころんと転がりやすくなります。最後にマットに軽く押し当てるようにして、底を少し平らに刺しておくと安定しやすくなります。
ただし、平らにしすぎると不自然になるので、「ちゃんと置けるかな?」くらいで大丈夫です。
ペンギンのひなも、底を少し整えておくと飾りやすくなります。
大きすぎた・小さすぎたときはどうする?
ベースが大きすぎたときは、深めに刺して少し引き締めることはできます。
ただし、大きくなりすぎたものを大幅に小さくするのは難しいです。そのため、最初から大きめに作るより、少し小さめから始める方が安心です。
小さすぎた場合は、羊毛を足して調整できます。
足したい部分に薄く羊毛をかぶせて、まわりとなじませるように刺していきます。
羊毛フェルトは、途中で直しながら作れる手芸です。少し違っても、失敗ではありません。
「ここに足せばよさそう」
「ここを少し刺して整えよう」
と、途中で見直しながら進めていきましょう。
まとめ|ベース作りは「途中で確認」が大切
今回は、ペンギンのひなを題材に、羊毛フェルトのベースを思った大きさに作るコツをご紹介しました。
ポイントは、
・最初は少し小さめから始める
・羊毛をきつめに巻いて芯を作る
・一気に大きくせず、少しずつ足す
・サイズガイドは途中確認の目安として使う
・正面だけでなく横や後ろからも見る
・底を少し平らにして安定させる
ということです。
サイズガイドにぴったり同じに作れなくても大丈夫です。
大切なのは、作っている途中で「今どこが大きいかな?」「どこが足りないかな?」と見てあげること。その習慣がつくと、羊毛フェルトの仕上がりは少しずつ安定していきます。
次回は、このペンギンに白・黒・グレーの羊毛をのせながら、色の境目をきれいに刺すコツをご紹介します。白黒の境目がぼやける、色が混ざって見える、線がガタガタになる、という方は、ぜひ次の記事も参考にしてみてください。
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にじたま羊毛フェルトについて
にじたま羊毛フェルトでは、羊毛フェルト初心者さんに向けて、作り方やつまずきやすいポイントをわかりやすくお伝えしています。
YouTubeでは、手元を見ながら確認できる動画も公開しています。
「動画を見ながら作っているけれど、形がうまく整わない」
「もう少し仕上がりを安定させたい」
という方は、ぜひほかの動画や記事も見てみてくださいね。

